映画「武器人間」を観た感想
原題:FRANKENSTEIN'S ARMY
2013/オランダ、アメリカ
上映時間86分
監督・原案:リチャード・ラーフォースト
日本では今年の7/2からDVD&Blu-ray発売されました。
おかげでレンタルも始まったので、最寄りのレンタルビデオ店に足を運び早速借りて観ました。
~あらすじ~
舞台は1945年、第二次世界大戦末期の東部戦線。主人公は映画の撮影係として同行するソ連の偵察部隊と共に、ドイツの占領地域に足を踏み入れた。やがて古い教会を見つけた部隊は、そこで何者かによる大虐殺が行われた形跡を目撃する。さらにその建物の地下には迷路のような通路が張り巡らされ、広大な研究室が隠されていた。その研究室こそ、フランケンシュタイン博士の末裔が、死体と機械を合成し、不死身の改造人間を製造している大量破壊兵器工場だった…。
因みにこの映画で1番面白いのは、吹き替えキャストさんが旧ドラえもんの声優さん達が勢ぞろいなとこ。予告編でナレーションをのぶ代さんがやったのが大反響だったらしいですな。
※以下ネタバレありの感想です。
率直な感想としては、前半がすごく退屈でした。
戦場で行動する部隊の姿を主人公が撮影しているカメラの映像越しに我々は観ているわけですが、物語の動き出す教会に行くまでが長かった気がします。
私「 ブキニンゲンマダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン 」
↑もうずっとこんな感じ
もっとサクサク進めればいいのになーとアイスを食べながら思いました。
早く武器人間たちが動いてる姿を見たいわけで。
それでやっと教会に着いたらお待ちかねの武器人間たちの登場です。
初めに出てきたのは、人間の焼死体を縫い合わせて造ったケロイダーっていうやつ。
これの発見の仕方がまるでお化け屋敷をまわってるみたいでなんだか「フフッ」ってなります。
ここで一人腸を引き出されて死んでしまうのですが、引きずり出されるところがあまり直接映ってなかったので、少しグロいのが見れる人だったら大丈夫だと思います。モロに腸は映ってるけど。
それからぞくぞくと他の武器人間が出てきて部隊のほとんどの人間を殺しちゃうのですが、武器人間たちはそんなめちゃくちゃ強いってわけでもない印象を受けました。
ちゃんと弱点とかあって、頭を撃てば死んだりコードを切ればプロペラが止まって引火して燃えて死んだり・・・。死ぬっていうか、動かなくなったっていうか。
仲間が死ぬので1番びっくりしたのが、頭をアイアンメイデンみたいなやつに挟まれて負傷した隊員のあっけなさ!!びっくりした・・・マジカヨォと思わず呟いてしまいました。
でもあの死に方はすごく良い演出だったと思います。
後半になると武器人間の生みの親であるフランケンシュタイン博士の孫が出てきて、自信作の武器人間をキューピーの3分クッキングのように紹介して実験して造って見せてきます。
ここからが良かった!!。・゚・(ノ∀`)・゚・。
博士が登場してからがすごく個人的には好きで、やっと見たかった武器人間たちが博士の手伝いをしてウロウロしてて可愛いです。
ここで不思議だったのはさっきまで主人公を襲ってきた武器人間たちが、主人公には目もくれず黙々と作業してたので「はて?さっきまでのは何だったのか」と疑問でなりませんでした~
それはともかく、博士は新人類を造るため実験をしたくてしたくてたまらないようで、捕獲した隊員の頭を開いてナチスの脳みそと共産主義の脳みその右脳左脳を一つにくっつけてました。これを博士は「争う人間同士、脳みそをお互い交換すれば分かり合えるよね」っていう平和主義のもとにやってるので、この人はマッドサイエンティストっていうか元が純粋な子供のような考え方をしているんだなと思いました。
オチはあっさり味でしたね。
簡単に感想をまとめると、チープでB級なんだけどそれでも完成度は高くておまけに武器人間たちが愛らしくて楽しい映画でした。友達とキャッキャしながら観たら楽しいかも!お化け屋敷に入ってる感覚で観れます!
↓お気に入りの武器人間描きました。