火垂るの墓を観た感想 ※清太にスポットを当ててみるよ
今日の金曜ロードショーは「火垂るの墓」でしたね。
小学生くらいに観たきり、内容が衝撃すぎて見るのを拒んでたんですけど、見直す良い機会だと思って最初から最後まで観ました(´-`)
個人的にはやはりなんと言っても、清太が両親の代わりに節子の面倒を甲斐甲斐しく見ている姿に切なくなります。
親戚の叔母さんからは辛く当たられ厄介者扱い。
食べ物もろくに食べさせてもらえない…嗚呼、とても辛い。
……親戚の叔母さんは嫌な人だけど、戦時中の食料不足を考えると分からなくもないんですよね。
みんな生きるのに必死だから仕方ない…(´-`).。oO(それでもあの態度はいつ観ても解せない…人の親になったら分かるのかな…それとも…
自分が子どもの頃、清太はしっかりした頼れるお兄さんだなあって思ってたんですけど、今観てみると清太もまだまだ子どもでした。
自我が芽生え、自立に向かう年頃だとは思いますが、それでもやはり母親や父親の存在は大きいと思います。
特に私が観てて辛かったのは、清太と節子がホタル集めて蚊帳の中で寝てるシーン。
節子に抱きついた清太を見て、ああやっぱり、誰かに甘えたいんだよなって。
父親は戦争に行ってて、母親は死んで、腹ペコで明日があるかも分からない生活なのに誰にもすがり頼ることが出来ないなんて、耐えられないですよ。
節子も母親を亡くして寂しいし悲しい思いをしているんだと思いますが、それでもやはり清太がよりしんどかったんじゃないかなって思います。
畑泥棒しておっさんに暴行されるしね…。あの警察官の爺さんの慰めがせめてもの救いだったかも…。まあ、保護してくれる訳ではなかったけれども。
うん、とにかく火垂るの墓は涙誘う作品でした。
小さい頃は「うわっ、大人って最低!清太と節子可哀想」というイメージだったんですけど、今になってみると兄妹だけじゃなくて、他の人々の心境とか生活のことを考えながら観てました。
うーん……冒頭の部分また見返したい。録画しておけば良かった(´・ω・`)